VPNはVirtual Private Networkの略で,

自宅---プロバイダ---職場のルータ---VPNサーバ

と言う構成のとき,職場のルータの内側にあるLANポートへ直接接続しているイメージ.

*インターネットが有効にならない [#s341ce26]
-症状:インターネットに接続しようとするとことごく,「サーバが見つかりません」となる
-原因:DNSの設定が必要
--VPNで接続すると,職場のネットワークの内側から職場のルータを通じてインターネットにアクセスする
--その際,名前解決にDNS(通常はプロバイダから提供されているもの)にアクセスする.
--しかし,職場のルータを通じてアクセスするので,プロバイダのDNSからするとインターネット側から問い合わせがあったように見える
--セキュリティ上,DNSは外部からの問い合わせに答えない
--よって名前解決に失敗し,「サーバが見つかりません」となる
-対処方法:職場のDNSを直接指定する.
--職場にもDNSがあるはず((無かったらインターネットが利用できないので))
--そのDNSのIPアドレスを,VPNのプロパティに設定する
--[コントロールパネル]→VPNの項目のプロパティ→[ネットワーク]タブ→[インターネットプロトコル(TCP/IP)]→[プロパティ]→[次のDNSサーバーのアドレスを使う]を選択
--[優先DNSサーバー]の項目に職場のDNSのアドレスを記述する

*windowsのファイル共有が出来ない [#lc47ab6b]
-症状:Windowsのファイル共有機能を使うと,「ネットワークパスが見つかりません」となる
-原因1:DNS Suffixが有効だから?
--自宅の環境でDHCPを有効にしていると,通常プロバイダから付与されたIPアドレス,DNS Suffixを利用する((通常,自宅と職場のDNS Suffixは違う))
--そのため,欲しいIPアドレスを調べることが出来ない
-対処1:DNS Suffixを与える
--[コントロールパネル]→VPNの項目のプロパティ→[ネットワーク]タブ→[インターネットプロトコル(TCP/IP)]→[プロパティ]→[詳細設定]→[DNS]タブ→[以下のDNSサフィックスを順に追加する]を選択→[追加]ボタン→職場と同じDNS Suffixを追加
-原因2:IPのネットマスク
--自宅のネットマスクと職場のネットマスクがかぶってるとブロードキャストのパケットが職場に届かない
-対処2:自宅のネットワークアドレスを変える必要がある
--かぶる可能性としては職場,自宅両方でプライベートアドレスを使ってる場合
--192.168.0.*でかぶってるとしたら,自宅のネットワークアドレスを192.168.1.*に設定しなおすと良い((最近の無線LANルータは192.168.1.*で振ってる気がする))

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