cvSetImageROIで画像の一部分にマスクをかける.
void cvSetImageROI(IplImage* image, CvRect roi);†
IplImage*型のimageにROI(Region Of Interest)を設定して,roiの大きさにマスクを掛けられる.
返り値†
void cvResetImageROI(IplImage *image);†
IplImage*型のimageのROIを初期化(=マスクを全体に設定)する.
返り値†
- OpenCVで実装されている関数は殆どROIを有効に扱う(らしい).
- マスクを掛けた部分と,その部分だけを新しいファイルに切り出して使うのと,両者とも等価に扱えるようだ.
- 初期状態ではマスクは全体にかかっていることになっている.
- cvResetImageROIを使えばROIの設定をクリアして,元の画像として使える.
- 行列からベクトルの切り出しも参照すること
サンプルコード†
- (150,110)-(170,130)の正方形を切り抜く場合
cvSetImageROI(image, cvRect(150,110,20,20));
- (0,0)-(200,150)の正方形を切り抜く場合
cvSetImageROI(image, cvRect(0,0,200,150));
- ROIをリセットする場合
cvResetImageROI(image);
実体ファイル†
- cxcore/src/cxarray.cpp
- cxcore/include/cxcore.h
ジャンル:OpenCV:OpenCV 1.0準拠